A.M 3階西病棟師長 看護師 2005年入職
大学病院、クリニック勤務などを経て、2005年、当院外来担当(パート)で入職。常勤職員に契約変更後、2017年 外来主任、院内感染対策委員会議長に就任。2020年 2階東病棟(28床)師長を経て、2021年10月 3階西病棟(60床)師長に昇格。
師長に抜擢され、病棟改革に着手。
正職員となって4年目に、さらなる転機が訪れました。師長として28床の小規模病棟を任されることになったのです。最初は私に務まるのかと不安もありましたが、尊敬する看護部長や人事部次長に背中を押していただき、思い切って挑戦してみようと心を決めました。着任後、まず取り組んだのは多職種合同カンファレンスの導入です。例えば、デスカンファレンス。療養型病院である当院では、患者様をお看取りする機会が少なくありません。そうした時に、看護師、ケアワーカー、リハビリスタッフなどが一同に介して、亡くなられた患者様に対してどのようなことをしてあげられたか、どのようなことをしてあげられなかったか、みんなで話し合い振り返る機会を設けたのです。「こんなことをして喜んでいただけて良かった」「もっとこうしてあげれば良かった」…。一人ひとりが思いや意見を言葉にすることで、様々なことが目に見えて変わり始めました。
チームの力で『ハートをそえて』を追求する。
一番の変化は、スタッフ一人ひとりが、患者様により丁寧に向き合うようになったこと。よりやさしく接し、よりきめ細かなケアを行うようになったことです。また、看護師、ケアワーカー、リハビリスタッフといった職域の垣根を越えて、横の連携が強まったことも大きな収穫でした。それぞれが専門性に特化するだけでなく、チームとしてよりよい医療サービスを追求していくことで、仕事の質が一段と高まっていったのです。新型コロナ禍で面会が制限される中で、現場のスタッフから「毎月、患者様のご家族に写真と手紙をお送りしよう」「車椅子で患者様を1Fまでお連れして、窓越しでのご面会ができるようにしよう」といった意見やアイデアも出てくるほどになりました。その後、私は60床の病棟を任されることに。『認定看護管理者教育課程ファーストレベル』の受講機会にも恵まれました。今後も多くを学びながら、病院も私自身もブラッシュアップしていきたいです。