N.M 3階西病棟主任 看護師 2017年入職
短大(経営実務学科)卒業後、急性期病院にて看護学生となる。看護師取得後、約13年勤務し、看護学生の実習指導も経験。高齢者医療に取り組みたく転職を決意し、当院に入職。2021年4月、5階西病棟・副主任。同10月、3階西病棟に異動・主任に昇格。
患者様と毎日一緒に過ごせる、この仕事が大好き。
小さい頃からおじいちゃんやおばあちゃんが大好きで、「お年寄りに関わる仕事がしたい」という思いで看護師になりました。様々な疾患をお持ちの高齢者の方々をケアするには幅広い知識や経験を身につけることが必要不可欠だと考え、まずは一般病院に入職。急性期病棟を中心に経験を積み、満を持して当院に入職しました。一般病院の患者様にとって、入院は『非日常』ですが、療養型病院の患者様にとって入院生活は『日常』です。私たち看護師は、ご家族の方よりも長い時間を一緒に過ごし、日々コミュニケーションを重ねていくことになります。看護師と患者様であると同時に、人と人としてのお付き合いを重ねていく…。患者様の中には、名前や顔を覚えてくだって、仕事終わりに「今日は帰るね」とお声がけすると「また明日ね」「気をつけてね」と手を握ってくださる方も。そんなやりとりの一つひとつに、一日の疲れが吹き飛ぶような嬉しさを感じています。
『自分ファースト』で、日々の仕事を楽しみたい。

当院には、一般病院での治療を終えて転院していらっしゃる患者様が多いのですが、治療を受けた病院によって処置の仕方は千差万別。例えば胃瘻のカテーテルの形状ひとつとっても、胃内部は「バンパー型」や「バルーン型」、体外は「チューブ型」や「ボタン型」…というふうに、患者様によって異なります。幸い、当院では私のような他の医療機関からの転職者が多いので、スタッフ同士で情報交換し合い、スキルを高め合えるよう心掛けています。私は2021年に副主任⇒主任に昇格し、マネジメントにも携わるようになりました。主任になる際、看護部長から「主任として何を大切にしたい?」と質問を受け、「患者ファーストです」と答えたところ、「違う、自分ファーストよ!」という言葉をいただきました。最初は部長の意図が良く分からなかったのですが、『自分が楽しく、やりがいを持って働くことが患者様の幸せにつながっていく』ということか、と思い至りました。これからも『自分ファースト』を肝に銘じ、日常の中の看護を楽しんでいきたいです。