T.H ケアワーカー リーダー 2011年入職
川越市出身。高校卒業後、浜松市の自動車会社工場で働く。数年後、祖母の体調不良で川越に帰り、ケアワーカーの道へ。ショートステイや特別養護老人ホームなどいくつかの職場を経験し、子どもの誕生をきっかけに西武川越病院に入職。2019年4月、サブリーダーに昇格。2021年7月、リーダーに昇格。
初めての療養型病院。最初は恐る恐るでした。
祖母がお世話になっていた訪問ヘルパーさんの仕事を見て、この仕事に興味を持ち、ケアワーカーとしてスタートを切りました。首都圏のショートステイや特別養護老人ホームなどで経験を重ね、サービス提供責任者のポストを務めるまでになったのですが、子どもの誕生をきっかけに地元・川越での転職を決意。そうして見つけたのが当院でした。通いやすさを重視していたので、療養型病院とはどういうものなのかあまり知らずに入職したというのが正直なところです。なので、最初は恐る恐るという感じでした。当院の患者様は、人工呼吸器を装着されている方や胃ろうの処置を受けていらっしゃる方が多く、「自分が触れることで何かあったらいけない」という意識が働き、戸惑ってしまったんです。ですが、先輩たちからいちから教えていただき徐々に慣れていくことができました。看護師さんたちからも専門知識に基づいた指導をいただくことができ、心強かったです 。
リーダーに昇格し、一気に視野が広がった
2021年にリーダーに昇格し、マネジメントに携わるようになりました。ポジションが人を育てるという言葉がありますが、僕の場合は、まさにその通り。リーダーに昇格したことで視野がぐっと広がりました。今までは自分の仕事のことばかり考えてきたのですが、メンバーの仕事に目を向けることで、自分自身の課題やチームとしての課題が見えてきたのです。例えば、環境整備。ちょっとしたシーツのヨレやパジャマの汚れなどに気づくかどうか、すぐに対応できるかどうかというのは、一見、小さなことのようで、実は「患者様に寄り添う」という意味で非常に大切なことだと再認識しました。現在、私の病棟では「多職種連携の強化」「患者様に合わせた環境の工夫」「お身体の清潔に務める」という3つの目標を掲げています。その目標を実現するために、率先して身体を動かし、言葉だけではなく背中でも何かを教えられるようなリーダーへと成長していきたいです。