T・I 平成22年入職 リハビリテーション科 作業療法士 副主任
社会人経験を経て作業療法士取得 家庭と仲間と仕事を大切にするナイスガイ
今年、当院のリハビリテーション科では、男性職員の育児休暇取得回数(出生時育休を含む)が、のべ10回になりました。
そこで、リハビリテーション科元祖イクメンの一人、 T・I さんのインタビューを掲載します。これは約6年前にfacebookに投稿したインタビュー記事ですが、 当時まだ男性が育休をとる雰囲気が醸成されていなかったにもかかわらず、 家庭との両立、仕事への想い、また新人との関りについてなど、魅力的なお話が満載です。
前編、中編、後編の3部構成でお送りします。
まずは[前編]からどうそ!
大切な同期の仲間
聞き手:人事部 大石(以下O)
O「Iさん、今日は『大切なもの』のお話を伺ってみたいと思います。『大切なもの』って何が浮かびますか?」
T・I(以下I)「家族と同期、ですかね」
O「同期も?」
I「もう7~8年前になりますけど、入職したときは、私を含めて同期が5人いました。職場の同期は、学生時代の同級生とは違う、特別な繋がりがあるんですよ。自分にとって、とても大切で、その存在は本当に大きいです」
O「同級生とは違う、というのは分かる気がします」
I「新人の時は、やっぱり、いきなり先輩と話をするのは、結構キツイんですよ。緊張しますからね。そこで同期で相談し合ったり、情報を交換したり、そうやって辛いことを乗り越えてきました。今でもたくさん話をしますし、何かの時には、やっぱり同期を頼りにしています」
O「飲み会したりするんですか?」
I「今は別のところで働いている人もいるんですけど、一年に数回みんなで集まったりしています※。自分は子供がいるんで、頻繁には参加出来ないんですけど」
O「そういえば I さんは、一旦社会人になって別の業界で働かれたあと、作業療法士の資格取得の為、学校に通われたんですよね」
I「はい、ですから、ここに入職した時は、もう31歳でした」
O「どうして作業療法士になろうと思ったんですか」
I「自分は、すごく時間をかけて今の仕事に就きました。新卒で入ってくる人たちみたいに、スパッと将来を決められなかったんです。若いころは、ずっと自分探しみたいな事をしていまして、自分は何をやりたいのか、何ができるのか、いつも考えていました」
O「最初は、今と全く関係ない仕事だったんですよね?」
I「花屋をやってみたかったんです。銀座の花屋で働かせてもらいました。でも、銀座の仕事って、キレイなおねえちゃんやお店に花を届けるような感じで、なんかこれ違うな、って思うようになって。しばらくして、友人と一か月くらい海外へ旅に出たんですよ」
O「お~、自分探しだ!」
☆☆〔中編〕に続く http://seibukawagoehp.ec-net.jp/1498/
※1 当初インタビュー時期2018年