この記事のタイトルとURLをコピーする

国家試験の壁を越えて~私たちがこの場所で見つけた「セラピストの歩み方」  【後編】

国家試験の壁を越えて~私たちがこの場所で見つけた「セラピストの歩み方」  【後編】

国家試験の壁を越えて~私たちがこの場所で見つけた「セラピストの歩み方」  【後編】 です。
入職前の不安は? 入職後はどうだった? 4人それぞれの歩みを、どうぞご覧ください!

【前編】はこちら→ ここをクリック

入職後のリアル:不安、壁、そして成長


――皆さん本当にそれぞれの時期に内定をもらい、いよいよ4月に入職されたわけですが、入職前に不安だったことはありましたか?

Tさん: 私の時は、同期入職はいましたが、OTの同期がいなかったので、誰に相談すればいいのかという不安がありました。また、業務に必要な知識や技術が不足していることへの不安も感じていましたね。

I くん: 僕はコロナ禍で実習が十分にできなかったこともあり、患者さんを座らせるといった基本的な技術力にも自信がありませんでした。実技面での不安が大きかったです。また、同期が一人しかいないと聞いていたので、うまく相談できるだろうか、すごい人だったらどうしよう、といった心配もありました。

――同期は頼れる仲間である一方、ライバルにもなり得ますからね。Sくんの時は同期が3人いましたが、関係性はどうでしたか?

Sくん: 最初は仲が悪かったですよ(一同爆笑)。私が大学卒業後に理学療法士の資格を取得した関係で一番年上だったこともありますが、みんな個性がバラバラで。最初は少しお互いを牽制し合っているような感じでしたね。今は普通に仲良いですけどね。

――採用側から見ると、それぞれ個性が違って面白かったですけどね。
Kさんの前の職場では同期はたくさんいましたか?

Kさん: はい、たくさんいました。すごく仲が良くて、飲みに行ったり、一緒に勉強会や実技研修に参加したり。でも、誰が先に難しい症例を担当したかとか、ライバル意識のようなものも少しはありましたね。程よい距離感だったと思います。私は勤務先が西武川越に変わりましたが、今でも連絡を取り合う大切な存在で、同期がいて本当に良かったと感じます。

――やはり同期の力は大きいですよね。
では実際に入職してから、落ち込んだりした経験はありますか?


Tさん: 同期のPTが先に患者さんのリハビリを始めていて、自分はまだだった時に、「自分は遅れているのかもしれない」と落ち込んだことがあります。

Iさん: 僕も、取得単位数が同期と比べて少なかったり、プリセプターだったSさんから指導を受ける回数が多かったりした時に、少し落ち込みました。

――でも、先輩と密に接する時間がたくさん持てたのは、今思えばすごく幸せな時間だったのではないでしょうか。
Sくん、指導する側としてはいかがでしたか?

Sくん: 自分も先輩たちにそうしてもらって嬉しかったから、同じようにしてあげたいという気持ちは常に持っています。もし同期がいない代なら、我々先輩がその代わりになって、まあ代わりにはなれないですが、そういう気持ちでケアしてあげたいなとも思っています。

――当院のリハビリテーション科の先輩たちは、本当に優しい人が多いですよね。転職されてきたKさん、今の話を聞いてどう思われますか?

Kさん: 本当にそう思います。ここは職場環境がすごく良くて、上司や先輩との関係性も素晴らしいです。言うべきことはちゃんと言ってくれますし、その後のフォローも手厚い。丸投げにせず、きちんと確認してくれるので、とても良い関係性が築けていると感じます。

それぞれの現在地と未来のビジョン

――Kさんは中堅的な立場から、当院の若手の皆さんをどう見ていますか?

Kさん: 直接指導する機会は少ないですが、皆さん本当によく頑張っていると感じます。Tさんも、分からないことを自分から先輩に聞いたり、YouTubeで勉強して苦手だった編み物をマスターしたりと、とても勉強家です。できないことがあっても、どうすればできるようになるかを考えて切り替えられる力、そして周りに相談できる力は素晴らしいと思います。

――13年目のSくん、Iくんのような3年目くらいの後輩たちは、ご自身の時と比較していかがですか。

Sくん: 私が3年目の頃より、ずっと積極的に動けていると思います。特に病棟スタッフとのコミュニケーションがしっかり取れていて、素晴らしいです。我々がコミュニケーションを取りやすい環境を作っているというのもありますが、それに甘えず積極的に参加している姿勢は立派ですね。

――それは素晴らしいですね。
では、3年目真っ只中の Iくんは、10年後どんな療法士になっていたいですか?

Iくん: この病院は患者さんと長く接することができるので、信頼関係を大切にし、誰からも気軽に話しかけられるような、頼れるセラピストになりたいです。

Sくん: これから後輩ができて人を教える立場になると、また大きく成長できると思います。コロナ禍で実習経験が少なかった分、知識が足りない不安もあるかもしれませんが、研修会などに積極的に参加して知識を広げていけば問題ありません。10年後、さらに活躍できるセラピストにきっとなれるはずです。

――力強い応援、ありがとうございます。
Tさんは、3年目の自分ってどんなイメージを想像しますか?

Tさん: リハ室だけではなく、多職種との連携を深めて、自分にとって働きやすい環境を築いていきたいです。そして後輩ができた時には、先輩として相談に乗ってあげられるような、心に余裕を持った人になりたいです。

Kさん: 絶対なれると思います。今こうして自分のビジョンを語れる時点で、しっかりと将来を考えられている証拠ですから。仕事だけでなくプライベートも充実させながら、色々なことに目を向けていけば、もっと可能性が広がるはずです。

西武川越病院の強みと働きやすさ

――Sくん、Kさん、学生さんや若手に向けて「うちの病院だからこそ成長できる」というセールスポイントはありますか?

Sくん: やはり、患者様と長いスパンで関われることが一番の強みだと思います。最近は自宅退院される方も増えてきているので、その部分をさらに強化していければ、より大きな魅力になるのではないでしょうか。先日Kさんから自宅退院支援の知識を伺う機会があり、私自身も知らなかったことばかりでした。こういった連携でノウハウをもっと広げていきたいです。

Kさん: プライベートの面で言うと、お休みがとても取りやすいです。上司も嫌な顔一つせず相談に乗ってくれますし、福利厚生も充実しています。夏季休暇や有休休暇はもちろん、ここで初めて「誕生日休暇」をもらいました。前の職場ではそのような休暇はなかったので、とても嬉しかったです。仕事面でも、研修への参加をサポートしてくれたり、資格取得をきちんと評価してくれたりするので、モチベーションを維持しやすいです。


未来の療法士へ!先輩からのエール

――では最後に、国家試験を控えた学生さんや、就職活動を頑張っている学生さんへ、それぞれのお立場からエールをお願いします

Iくん: 国家試験に向けて勉強している知識は、臨床に出てから必ず役に立ちます。大変だと思いますが、一つ一つが将来の自分の力になるので、しっかり勉強してください。
就職活動に関しては、できるだけ多くの病院や施設を見学することをお勧めします。まだ何も遅くはありません。気になるところがあれば、まずは見学や資料請求など、積極的に動いてみてください。その中で、私たちの病院に興味を持っていただけたら嬉しいです。

Tさん: 国試勉強では、わからないことや苦手な分野が出てきて不安になることもあると思います。でも、そこで悲観的になりすぎず、一つずつ着実に自分の課題をクリアしていってほしいです。たまには息抜きをして、リフレッシュすることも大切ですよ。

Sくん: 少し厳しい言い方になるかもしれませんが、今はYouTubeなどでも勉強できる時代です。ただ知識をインプットするだけでなく、学んだことを誰かに説明してみる「アウトプット」を意識することが非常に重要です。教科書を眺めているだけでは合格は難しい。疑問点は積極的に先生や仲間に聞き、暗記するところと、理解するところを区別し、効率的に勉強を進めてください。そして、勉強の合間にはドライブに行くなど、しっかり息抜きもしてくださいね。もし私たちの病院に来てくれたら、一緒に成長していきたいで す。全力でサポートします!

Kさん: 国試勉強でわからないことを友達や先生に聞くという経験は、社会人になってから、仕事でわからないことがあった時に周囲に助けを求めるコミュニケーション能力に直結します。「聞く」ことは恥ずかしいことではありません。そのスキルは、社会に出てから本当に役立ちます。
また、学校生活での提出物の期限を守るといった基本的なことも、すべて仕事につながっています。就職活動では、いろいろな場所を見て決めるのも良いですし、その時に自分が「やりたい」と思うことを大切にするのも、将来の貴重な経験になります。どちらにしても、私たちの病院はサポート体制がしっかりしているので、安心して来てもらえたらと思います。

――それぞれの立場からの貴重なお話を通じて、お互いを尊重し合い、高め合える素晴らしい職場環境が伝わってきました。皆さんの今後のご活躍が楽しみです。
そして、キャリアの異なるそれぞれの立場からの心のこもったエールが、未来の療法士を目指す皆さんに届くことを願っています。
本日はありがとうございました。
                                                      END

この記事のタイトルとURLをコピーする
採用情報