急性期・回復期は3~6ヶ月で退院していきます。しかし、患者様の生活はその後もずっと続いていく。いったん完治したといっても、不安はあると思うんです。でも、生活の中で何が必要かというところまでアドバイスすることは、なかなかない様に思いますね。
慢性期は、最後の最後までずっと寄り添っていきます。だからそこまで考えてアドバイスすることができる。それはセラピストとしてとても大事なことだと思います。
劇的な変化が少ない慢性期ならではの、喜びがあるんです。
例えば「ありがとう」が言えるようになったとか、ちょっと笑う様になったとか。
そういう日常の中のとても小さなことです。
劇的な変化が少ないからこそ、小さい変化で一緒に喜ぶことができる。小さな変化をご家族と一緒に喜べる、一緒に喜ぶ時間があるというのは素晴らしいことだと思います。
医療と患者様、という視点だけでなく、その人の考え方や人柄、生き方をきちんと見ることができます。あまり患者様の人生に入り込み過ぎるのも良くないですけど、長く関われることで、その人自身がよく見えてくる。私たちはコミュニケーションで仕事をしているので、そういうことをちゃんと理解しにいくことはとても大事です。そこが大変でもあり、「人と人」という面白さでもありますね。まだまだ上手くいかないことも沢山ありますけどね(笑)
リハビリ科で初めての職場結婚なんです、私。
4月に出産する予定で、実家に帰省して出産するということもあって、通常より1ヶ月早くお休みをいただきます。育休含めて1年間の予定です。リハビリ科の産休・育休の取得者は以前にも3名いました。西武川越病院は産休を取りやすいですね。すごいと思います、この理解度の高さは。休暇を取りやすいだけでなく、復帰するときも「待ってたよ!」という雰囲気でしたし。仕事量や、勤務時間も都合をきかせてくれるんですよ。突発的な事情でも休みを取らせてくれる。産休・育休を取ったあとは私も復帰するので、ありがたいですね。
大学で資格を取ってからずっと西武川越病院。22歳からだから7年目です。
長期休暇を機に他の病院に移る気はまったくないですね。働きやすさや仕事内容が好きだというのもありますけど、ゼロから新しく関係性を築くことが大変なんですよね。今、人間関係がすごくいいんです。入職したばかりの若い子達を見ても本当にのびのび働いていますよ。人を受け入れるという体制が、制度だけでなく気持ち的にも整っているんでしょうね。
それもあってか、ST・PT・OTが他の病院と比べて非常に仲がいいんですよ。たぶん平均年齢が若いというのも理由としてあるかと思います。アフターファイブでも皆よく一緒に遊んでますよ。もちろん勉強もしてもらってますけどね(笑)
勉強会は頻繁に開催されていますよ。リハビリ科をあげて積極的に参加するようにしていますね。今はより一層積極的に勉強に取り組める環境になっていますので、産休・育休でいったん離れますが、もっともっと自分を高めていけると思っています。